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野菜たちの個性や魅力を探り、特性を生かしたおいしい食べ方を見つけよう!

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オーロラのなめらかな口当たりと芳醇な香りを楽しめるスイーツ&肉料理を考えてみました。

洋梨のコンポート

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材料(2人分)

・洋梨(オーロラ) 1個(360g程度)
・グラニュー糖 40~50g
・水 200cc
・白ワイン 100cc
・レモン輪切り 1/4個程度
・シナモンスティック 1/4本

作り方

1 洋梨は縦半分に切り皮をむき、芯をスプーンでくりぬく(大きいものはさらに縦半分に切る)

2 鍋に調味料と1の洋梨を入れ、レモンの輪切りを加えて火にかけ、煮立ったら弱火にして
  クッキングペーパーを落とし蓋にして20分程度煮る

3 洋梨がやわらかくなったら火を止め、そのまま冷ます

4 冷めたら容器に移して冷蔵庫で半日~一晩冷やす

※すぐ食べたいですが、少しがまん。時間をおくことで味が一体化します

洋梨の豚肉巻きソテー

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材料(2人分)

・豚もも肉薄切り(しゃぶしゃぶ用) 150g
・洋梨(オーロラ) 1個
・レモン絞り汁 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・塩・こしょう 少々
・小麦粉 少々
・サラダ菜・ミニトマト 適宜

作り方

1 豚もも肉は広げて塩・こしょうをふる

2 洋梨は縦半分に切り、皮をむいて芯を取り、1cm厚さくらいに切って
  レモンをふりかけておく

3 1の豚もも肉で2の洋梨を巻いていき、軽く両面に小麦粉をふる

4 フライパンにオリーブオイルをひいて3の肉巻きを焼き色がつくまで
  中火でじっくり焼き、ひっくり返してもう片面も同様に焼く

5 器にサラダ菜を敷き、肉巻きソテーとミニトマトを盛りつける

※しゃぶしゃぶ用肉を使うと巻きやすく火の通りも早くできます

ひとこと

滑らかな口当たりでのどを潤してくれる西洋ナシは深まる秋にぴったりのフルーツ。そのままいただくのが一番ですが(いつも言っていますね)、でも、ひと手間かけることでちょっと上等になったり、いつもと違う世界が広がることも。たとえば淡白な豚肉には洋梨の芳醇な甘さが結構合います。秋の夜長、白ワインと一緒にいかがでしょうか。
レシピはオーロラ以外の西洋梨でもできます。小さめのものは分量を増やすなどで対応してください。

幻のシャーベット

洋梨好きになったのは、野菜ソムリエの勉強をはじめて最初にバートレットを見つけ、レポートしたのがはじまりだったと思います。それまでは洋梨といえばラ・フランスしか知らず、しかも日常に食べるとは思いもよりませんでした。洋梨は、庶民Lemonにとって特別の果物。特に忘れられないのが銀座の某有名レストランで販売されていた洋梨シャーベットです。ずいぶん昔になりますが、はじめていただいたそれは言いようのない贅沢な味わいで、すっかりファンになりました。手みやげに持って行っても喜ばれたので時折奮発して買いに出掛けましたが、いつの間にか販売がなくなり、ずいぶんがっかりしたものです。最近では「ガリガリくん洋梨味」なるアイスも出て洋梨も庶民的になりましたが、洋梨を食べると、あの幻のシャーベットが懐かしく思い出されます。