紅あずまのスイートグラタン
ファルファッレ
グラタンの中に甘いさつまいもきんとんが入ったスイーツ風グラタンを作ってみました
材料（２人分）
・いもきんとん 約150ｇ
・たまねぎ 大1/4個
・しめじ 100g（1/2パック）
・ベーコン（ブロック）100ｇ
・ファルファッレ 80g
・バター 10ｇ
・白ワイン 少々
・グラナパダーノチーズ 大さじ3～4
・パン粉、乾燥パセリ 少々
■いもきんとんの材料
・紅あずま 300ｇ（1本）
・砂糖 50g
・バター 10g
・レモン汁 少々
■ホワイトソースの材料
・バター 20ｇ
・薄力粉 10ｇ
・牛乳180cc
・塩・白こしょう 少々
※いも300gからできるきんとんの半分～
2/3程度を使います
※ファルファッレは蝶の形のパスタ
マカロニでも楽しめます
※チーズはパルメザン、またはピザ用
ミックスなどお好みで
作り方
１ いもきんとんを作る
さつまいもは皮を厚めにむいて1cm角くらいの角切りにし5分ほど水につけてあく
ぬきする
いもを鍋に入れ、かぶるくらいの水とレモン汁を加えてやわらかくなるまで茹で
る。茹であがったら湯を切って裏ごしし、鍋に戻して少量の水（茹で汁でも）と
砂糖、バターを加えて弱火で滑らかになるまで練る
２ ホワイトソースを作る
小鍋にバターを溶かして薄力粉を入れ弱火で炒める。混ざったら火を止め、牛乳を
一気に加えてよく混ぜ、かき回しながら5分程弱火にかける。もったりなめらかに
なったら火を止め塩・こしょうで味をととのえる
３ グラタンの具材を用意する
ファルファッレをゆでる（12分程度）。たまねぎは薄切り、しめじはほぐす、ベー
コンは5～7mmくらいの幅に切る（厚みがある場合はさらに半分程度に）。チーズ
を削る
４ フライパンにバターを溶かしてベーコンを炒め、焦げ目がついたらたまねぎ、しめ
じの順に加えて炒める。白ワインを振り入れ茹であがったマカロニとゆで汁少々、
2のホワイトソースを加え混ぜ合わせる。味を見て塩分が足りなければ塩で味をと
とのえる
５ グラタン皿にバター（分量外）を薄く塗り、いもきんとんを底に敷き4を注ぎ入れ
る。削ったチーズとパン粉、パセリを振りかけオーブンに入れグラタンモードで約
30分焼く
※いもきんとんの残りはラップでくるんで
冷蔵庫へ。お菓子として楽しめます
※オートメニューモードのあるオーブン
レンジで調理しています。手動の場合は
余熱した230～250℃のオーブンで
10～12分が一般的ですが、焼き時間や
余熱の有無などはお持ちのオーブン
レンジの解説書にしたがってください
ひとこと
いわゆるさつまいもグラタンとは角切りのさつまいも入りで、いもの自然な甘みとホクホク感を楽しむものだと思います。しかし、いざ作ってみるとなんとなく物足りない。どうもその食感がクリーミーなグラタンとしっくりこない（ような気がする）んです。
そこで、もう少し甘くしっとりした感じを出せないものかと考えてみました。イメージしたのは餡のような甘さと食感。スイートポテトのレシピ、きんとんなどいろいろ試した結果このレシピに落ち着きました。いもの甘さとチーズ、ベーコンの塩味が不思議な調和を醸し出し、おお、これは会心の作！なのですが――作るのはかなり面倒くさいです。
鮮やかな色
きんとんを作るとき仕上がりの色は気になりますね。よく、みょうばんやくちなしの実を加えて色をよくすると言われますが、そのためだけに材料を用意するのもためらわれたり。そこで、そこそこ色よく仕上げるコツを探ってみました。
〈その1〉皮は厚めにむく。
〈その2〉あくぬきをする。さつまいもを切ったらすぐに水または塩を入れた水にさらします。
〈その3〉レモンを加えて煮る。などなど。
なおさつまいもは品種によって味や食味が違うので、その料理に適した品種を選ぶこともポイント。ちなみにきんとんには紅赤（金時）が最も適しているようです。
甘みと栄養素
さつまいもはゆっくり加熱することでアミラーゼというデンプン分解酵素がデンプンを糖に変化させます。石焼きいもが甘いのはそのためです。一方さつまいもに多く含まれるビタミンCは短時間で加熱するほうが損失が少なくてすむという――。下ごしらえをする場合、電子レンジは便利ですが、料理によってレンジを使ったり水から茹でたり、使い分けるのがよいようですね。
タジン鍋で
シンプルなふかしいもがモロッコのタジン鍋で簡単にできます。細めの紅あずまなら1cmくらいの厚さの輪切りにして水にさらしあくぬきした後、立てたり寝かせたりして並べます。水を50～60ccくらい入れて蓋をし弱火にかけて15分くらい蒸せばできあがり。ちょっと焦げたりもしますがホクホクおいしくいただけます。厚切りにすると蒸しあがりに時間がかかり、焦げる可能性も高まりますのでご注意を。
下仁田ねぎのポトフ
