花の香りやほろにがさを味わうシンプルな料理を作ってみました
材料(2人分)
・スパゲティ(1.4ミリ) 140g
・菜の花 1/2わ
・アンチョビ・フィレ 2枚
・にんにく(みじん切り) 小さじ2
・赤とうがらし 2本
・塩 少々
・オリーブオイル 大さじ3
作り方
1 菜の花は塩少々を加えた熱湯で下茹でし(30秒くらい)水気を切っておく
2 たっぷりの湯に塩を加え(水の量の約1%)パスタを入れて茹で始める
3 フライパンにオリーブオイルとにんにくのみじん切り、半分に割った
赤とうがらし、アンチョビを入れて弱火にかけ香りを出す
4 3に菜の花を加えて炒め、茹であがったパスタを加えてあえる。
こしょうと茹で汁少々で味をととのえる
※パスタは細めのものが合いますが1.6mmくらいでもOK。茹で時間はパスタメーカーの
指定に合わせてください
※菜の花はパスタといっしょに茹でると手軽。パスタの茹であがり少し前に鍋に菜の花を
投入します
材料(2人分)
・菜の花 1わ
・塩 少々
・こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ2
・グラナパダーノチーズ 大さじ2
※チーズはパルミジャーノ・レッジャーノでも
作り方
1 チーズをすりおろす
2 菜の花は塩少々を加えた熱湯で下茹でし(30秒くらい)、水気を切る
3 フライパンにオリーブオイルを熱し2の菜の花を入れてさっと炒め、
塩少々、こしょうをふる
4 皿に盛り付けて1のチーズをふりかける
※菜の花は茹ですぎに注意。風味が落ちてしまいます
ひとこと
イタリアンのシェフたちがよく口にする「パスタを茹でる鍋で野菜も茹でてしまいます」という言葉。簡単そうですが、野菜を入れるタイミングやそれを手早く取り出すのが不慣れだとなかなかうまくいきません。野菜が硬かったり煮え過ぎたり、そっちに気をとられてパスタがのびてしまったり。そこで、面倒でも菜の花は別茹ですることにしました。面倒を手軽にするのは、結局ただ面倒な作業を何度もこなして慣れる(熟練)につきるというわけです。
チーズの話
グラナパダーノはちょっと不遇なチーズ。有名なイタリア・チーズといえばパルミジャーノ・レッジャーノですが、割安なためかその代用品として扱われることが多く、しかもあまり知られていません。グラナパダーノはイタリア北部、ポー川流域で生産されるハードチーズで原料は牛乳。グラナ=粒状の、パダーノ=ポー川流域の平地の意で、もとはこの地域一帯で生産されるチーズの総称であったものが製法の違いなどによりパルミジャーノと分けられたのだとか。パルミジャーノより熟成期間が短いため塩分濃度はやや低め。ほどよいコクとしっとり感があり、パスタ、ピザ、グラタン、リゾットなど様々な料理に活躍します。もちろんワインのつまみにも。
残り物レシピ
パスタに使ったアンチョビの残りで「じゃがいもアンチョビ炒め」を作ってみました。ビールや白ワイン、日本酒にも合います。
【材料】
じゃがいも4~5個、アンチョビ3~4枚、にんにくみじん切り少々、オリーブ油大1~2、パセリ少々(みじん切りまたは市販の乾燥パセリ)
【作り方】
じゃがいもは一口大に切り塩茹でする。フライパンにオリーブ油、みじん切りにんにく、アンチョビを入れて熱し、香りが出たらじゃがいもを加えて少し焦げ目がつくくらいに炒める。こしょうをふり、器に持ってパセリをふりかける。