材料(2人分)
・新じゃがいも300g(小10個程度)
・バター 10~20g
・あら塩 ひとつまみ
・パセリ(乾燥)・こしょう 少々
作り方
1 じゃがいもは水でよく洗う
2 皮つきのまま鍋に入れ、ひたひたの水を入れて火にかけ、茹でる。
3 竹串がすっと通るくらいに茹であがったら湯を捨て、バターを鍋に加え
鍋をゆすってじゃがいもにからませる。
4 あら塩とこしょうをふり、器に盛ってパセリをふりかける
※大きなじゃがいもは半分、あるいは1/4くらいにカットすると食べやすくなります
材料(2人分)
・新じゃがいも 300g
・豚バラ肉 200g
・たまねぎ 小1個(120g程度)
・しょうゆ 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ1
・だし汁 300cc
作り方
1 じゃがいもは水でよく洗い、大きなものは半分くらいに切る。
たまねぎは薄切り、豚バラ肉は一口大に切る
2 鍋にサラダ油を熱して玉ねぎを炒め、透き通ったら豚肉を入れて炒め、
豚肉に火が通ったらいもを加えて出し汁を注ぎ入れる。
煮立ったらアクをすくい、砂糖、酒、しょうゆを入れて汁けがなくなるまで煮る
ひとこと
どちらも酒の肴。いい加減なレシピです。分量は書いておりますが適当でいいと思います。新じゃがのような、素材そのものをシンプルに味わいたい野菜のときは、調味料きっちり、工程ばっちりで調理するより、春の収穫を喜んで(自分で作ったじゃがではないのですが)単純明快に食べてしまいましょう。理屈より、旬のものは旨し、です。
茎を食べる
じゃがいもって植物のどの部分を食べていると思う?
「根!」と得意げに答えてしまいそうですが、実は肥大した植物の地下茎なのです。アンデス・チチカカ湖周辺の原産であるじゃがいもはインカの人々の主食でしたが、もとは子指ほどの大きさだった野生の芋を、人々が何千年もかけて食用となるこぶし大の大きさの芋に作り上げていったのだとか。地下茎を食べるものとしてはほかに里芋があります。さつまいもは同じ芋の仲間でも根の一部が肥大して塊根となったもの。土の中で育つならどれも同じ……ではないのですね。ちなみにじゃがいもはナス科、里芋はサトイモ科、さつまいもはヒルガオ科。同じ芋類なのに植物学上の分類は異なるわけです。うーん、ややこしい。
じゃがいも料理
世界中で食べられているじゃがいも。食料としての歴史が古いだけにその品種も料理の種類も多種多様です。家庭での代表的なじゃがいも料理といえば肉じゃがやコロッケが思い浮かびますが、料理に合う品種を選ぶとより一層おいしく食べることができますね。たとえばデンプンが多くホクホクした食感の「男爵」はマッシュポテトやコロッケに、煮崩れしにくい「メークイン」はシチューなどの煮込み料理に。ビタミンCが多いといわれる北海道の「キタアカリ」は煮崩れしやすいので皮つきで蒸したり粉吹き芋にしたり。一方長崎生まれの「デジマ」は煮込み向き。最近では甘みが強く栗のような食味が特徴の「インカのめざめ」などの品種もよく見掛けるようになりました。どんな料理に適しているか、残念ながら体験的には自信を持って語れませんが、煮込み料理やフライドポテトに向いているそうです。