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野菜たちの個性や魅力を探り、特性を生かしたおいしい食べ方を見つけよう!

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マスカットを使って、涼を呼ぶデザートを作ってみました。

まるごとブドウ入りワインゼリー

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材料(2〜4人分)

・ブドウ(マスカット)10粒程度
・白ワイン(甘口) 100ml
・湯 150ml
・砂糖 30g
・ゼラチン 5g
・レモン汁 10ml(小さじ2)
※緑系で種なしのブドウを使っています
※ゼラチンはふやかす手間のない粉ゼラチンを
 使っています
※白ワインは微発泡性のランブルスコビアンコを
 使用しました


作り方

1 ブドウの皮をむく

2 ボウルに80℃以上に沸かした湯100mlとゼラチンを入れて溶かし、砂糖を加えてさらに溶かす

3 砂糖が溶けたらワインとレモン汁を加える

4 グラスにブドウを入れ、3を静かに注ぎ入れ、冷蔵庫に入れて冷やす(2~3時間)

ひとこと

日本人のフルーツ消費量(1人あたりが1年に食べる量)は、ヨーロッパの人々に比べるとずいぶん少ないそうです。こんなに四季折々にフルーツが溢れているのに!と思います。日本ではフルーツは嗜好品的な側面があるといわれますが、かくいう筆者もこれまでフルーツを日常に食べる習慣はあまりありませんでした。とにかく値段が高い!昭和生まれの庶民なら『メロンを買いに』(原田宗典著)のような物語に笑いながらもそーだそーだと膝を叩いてしまうかもしれません。フルーツ=お使い物(贈答品)、お見舞いの品、お盆の供え物。そんなイメージが日常からフルーツを遠のけているのかもしれません。また、果物には糖分が含まれる=太るなんて思い込みもあるのかもしれません。
いずれにせよ、フルーツをしっかり食べているのは年配の方ばかりというデータには驚きと同時にため息も。最近は輸入もののリーズナブルなフルーツも増えてきましたが、フルーツをもっと日常に食べられる環境になるとよいと思います。フルーツを料理に使う方法もいろいろ考えてみたいと思います。

ランブルスコビアンコ

ランブルスコというイタリアの微発泡赤ワインを以前紹介しましたが(トロピカルサングリア)、珍しい白を発見したのでゼリーに使ってみました。黒ブドウであるランブルスコ種のブドウを白ワインの製法で仕上げたもの。アルコール度数は8度程度、やや甘口ですっきりとした味わいです。なお、ワインゼリーを作るときは甘口タイプを選び、飲んでみて十分甘いと思ってもやや多めに砂糖を加えるとよいと思います。