デコポンの香りが楽しめるパウンドケーキです。バレンタインデーのチョコ代わりにも。
材料(18cmパウンドケーキ型1個分)
・バター 100g
・砂糖 60g
・全卵 100g(卵1~2個分)
・小麦粉 100g
・ココア 10g
・デコポンジャム 100g(中1個分)
<上塗り用>
・砂糖シロップまたはジャムの残り50g
・オレンジリキュール5g
<デコポンジャムの材料>
・デコポン1個(正味200g)
・砂糖80g(果実の40%目安)
・レモン汁小さじ2
※バターは普通の有塩バターを使いました。無塩バターならなお可です
※オレンジリキュールはコアントローかグランマニエを使います
作り方
1 デコポンジャムを作る。デコポン1個は皮と薄皮(じょうのう)をむき、果実をほぐして砂糖、
皮少々(薄切り)を加え小鍋で煮る。とろとろとして透明になってきたらレモン汁を加え、火を
止め冷ます
2 ケーキ生地の材料を準備する。バターは1cm角程度に切りレンジ(500w/20秒)で
柔らかくしておく。小麦粉とココアは合わせてふるっておく。卵はほぐす。
型にクッキングシートを敷いておく
3 ボウルにバターと砂糖を加えバルーン、ヘラ等でよくすり混ぜる。混ざったらほぐした卵
を少しずつ加えさらに混ぜ合わせる
4 ふるっておいた小麦粉、ココアを3に加え混ぜ、次にデコポンジャムを加え混ぜる
5 4をパウンドケーキ型に流し入れ160℃のオーブンで55分焼く(余熱なし)。
その間、上塗り用のシロップを作る。小鍋に砂糖と少量の水を加え加熱して煮立て、
最後にオレンジリキュールで香りをつける
6 焼き上がったケーキの上に6のシロップを塗る
※パウンドケーキ型がない場合はグラタン皿でもできます
※オーブンの焼き上がり時間、余熱の有無はお使いのオーブンの使用説明書等を
ご参照ください
ひとこと
ジューシーなデコポンはそのまま食べるのが一番ですが、香りがよいのでケーキにしても合うと思いました(ちょっともったいないけれど)。ジャムを作るときは皮も一緒に入れるのがポイント。独特のほろ苦さが甘さの中によいアクセントとなります。
お菓子作りdeおしゃべり
幼い頃、母親はよくケーキを焼いていました。クリスマスなどは特に気合いが入り、大量の卵の泡立てや生地のこねを手伝わされたものです。焼き上がったケーキを食べるのは楽しみでしたが、一方で労働と失敗作の処理にはうんざりしたことも多々。やがて大人になるにつれ手伝いはしなくなり、母親がケーキを焼く頻度も減っていつしかケーキは買うものになりましたが、久しぶりに自分でケーキを焼いてみると、何を話していたのか覚えてはいないけれど、おしゃべりしながら夜遅くまで卵と格闘した時間が楽しく思い出されます。クリスマスやバレンタインデーには、パートナーや子供たちとそんな時間を過ごしてみるのもいいかもしれません。