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野菜たちの個性や魅力を探り、特性を生かしたおいしい食べ方を見つけよう!

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和食に適した黒川南瓜でかぼちゃ料理の定番、含め煮を作ってみました。ゆっくり冷ましてだしを染み込ませるのがポイントです。

黒川南瓜の含め煮

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材料(2人分)

・黒皮南瓜 1固(640g)
・だし汁 400ml
 (削り節一つかみ、昆布5cm程度、水)
・砂糖 大さじ2(30g)
・薄口しょうゆ 大さじ2(30ml)
・みりん 大さじ1(15ml)
※だしは市販の顆粒タイプ、あるいは白だしでもOK。だしをとる場合は多めに作っておくと他の料理などにも使えて便利です。

作り方

1 だしをとる。鍋に水と昆布を入れて火にかけ、沸騰したら削り節を入れて1~2分煮る。
  香りがたったらストレーナーで濾しながらボウルにあける

2 かぼちゃは縦に4等分し、へたと種・わたをとり、食べやすい大きさに切る

3 鍋にかぼちゃ、1のだし汁を入れて火にかけ、煮立ったら砂糖を加え、落とし蓋をして
  弱火で5分程度、さらにしょうゆとみりんを加えて10~15分程煮る

4 煮汁が少なくなったら火をとめ、そのまま冷ます

※冷めたら鍋ごと冷蔵庫に入れ冷やすといっそうおいしくいただけます。

ひとこと

西洋かぼちゃが栗、あるいは芋的な食感とすれば、日本かぼちゃはウリに近い雰囲気があります。同じかぼちゃなのに比べてみると随分違う。野菜っておもしろいですね。でも、残暑厳しいこの季節には、少し水分を含んだ日本かぼちゃの冷たい煮物は本当においしい。価格がやや高めですが、機会があればぜひ試してみていただきたいと思います。

味を染み込ませる

野菜は煮ているときに旨みを汁に出し、冷めるときに汁の旨みを含むのだと言われます。東洋種の黒川南瓜もしかり。煮切るのではなく、汁を残して火を止めたあとじっくり冷めるのを待つ。面倒なのですが、料理はちょっとの手間を惜しまないことで一段階味が上がるのだなと、最近つくづく感じています。手間を省くのではなく、手際をよくして効率化を図るべし、が目下の課題です。